目次 (もくじ)
自分に合ったテキストで勉強してますか?
この記事では、人気・売れてるテキストを買ってみても勉強が続かなかった。なんだか合わなくて勉強が続かない…という方に向けて書いています。
先に書きますが、自分に合ったテキストを見つけるまでには時間がかかります。
すぐに解決したい人には向きません。
そして、好み・向き不向きは人ぞれぞれですので、この方法で必ず見つかるわけではありません。
でも、こんな方法もあるんだ!というキッカケになればという思いで書いています。
人気のテキストだけどコレジャナイ感が強い
- みんなが使ってるテキストだけど、実際に手に取ってみても買いたいと思えない…
- 出来るようになったと聞いても、なぜか手が伸びない
- 『コレジャナイ感』がつきまとってるみたいでしっくりこない!
- オススメテキストとして紹介されていたけど、なんか違った
高評価レビューのテキストを買ってみたものの、やる気にならずに積読になってしまった。
人気ランキングに並んでいたテキストを買ってみても続かなかった経験ってないですか?
一冊をしっかりやるという意見は分かるけど、なんか合わないㅠㅠ
そういう思いで勉強が足踏み状態・ちょっとやる気がさがり気味の方の解決に繋がれば幸いです。
好みのテキストに出会うまで
私は現在韓国語と英語の二か国語を勉強しています。
その中で色々なテキストを使い、お別れしてきて今使っている好みのテキストに出会うまでざっくり書きます。
残念ながら合わなかった人気テキスト
韓国語だと有名な『でき韓』シリーズです。
良い!と聞くし評価も高い。実際に何度手に取ってみても「ぶ厚い…文字多い…」と怯んでしまい買えませんでした。
でも、使っている人は多いしレビューも良い。
そしてまた「やっぱりこのテキストが良いんじゃないか」と手に取ってみても、中身を見ると「う~ん」となって買う気持ちになれませんでした。
やってみようと、TOPIKⅠ試験対策+TOPIKⅠ必須単語集を買いました。
が…残念ながら少し使ってみて以降、どうも合わなくて使わずに終わってしまいました。
英語では有名な『DUO3.0』の単語集を買いました。
最初のひと単語目にある、respectが出来ませんでした。最初から「文字多すぎる…」とそっ閉じ。中古書店にいくまでの間、一度も開かずに終わりました。
実は社会人留学など学習経験を積んでから再挑戦して買い直しましたが、結局やりませんでした。
そう、自分の中で結論づけました。
自分がやりたい・やってみたいと思えないテキストではやらないんだ!と学びました。
そのテキストって何度見返しましたか?
トラベル系のイラスト付き単語帳は、イラストと一緒で分かりやすくて良いですよね。
でも、その単語帳を勉強に使ってますか?
私は一度見たら覚えた気になってしまい見返さずに本棚に並べて終わりました。
時々パラパラッと見ることもありましたが、勉強としては使いませんでした。
そのため、自分には勉強としてのテキストが向いていると思い、文字メインのシンプルな形式の単語帳を選ぶようになりました。
そう、全編イラストで分かりやすいし覚えやすいと聞いて買ってみたものの、結局使わなかったからです。
それからは、イラスト付き単語帳は選択肢から外しました。
このように色々な失敗を重ねているんですが、よく考えるとこれって単純に自分に合わなかっただけなんですよね。
自分の好み・レベル・目的の三つのうちどれかが合わなかったのだと考えています。
そこから考えると、
・『でき韓』シリーズは、見る限り少しもイラストがなく文字ばかりだった。
・シンプルなTOPIKⅠ必須単語集は、音声が速すぎて難しいレベルだった。
・『DUO3.0』は、再挑戦してもまだ難しいレベル、もしくはテキストが好みではなかった。
このような理由で合わなかったのではないかと思っています。
【解決策】自分に合ったテキストを探すには
実際に書店の売り場に行って、ランキング棚など売れているテキストが合わなければ平積みされていないテキストを片っ端から手に取って見ることです。
そう、時間もかかり昨今の事情から外出も難しいです。
そこで、午前中など人の少ない時間に行くことをオススメします。※混雑状況は書店により異なります
- 実際に書店に行く
- 平積みされていないテキストを片っ端から手に取って見る
- 新刊から探す
- ブログ記事などから探す
それぞれ詳しく説明すると
平積みされていないテキストを片っ端から手に取って見る
これは、アイドルに例えると『まだ見つかっていないテキスト』ととして捉えると分かりやすいでしょうか。
何十種類とあるテキストの中で、売上ランキングに入っていないテキストはたくさんあります。
売れていると平積みされていたり、表紙が見えるように棚に並べられたりしていますが、それ以外のテキストは本棚に並んでいるだけです。
その中から自分に合ったテキストが見つかるかもしれません!
手間はかかりますが、時間をかけて探すことが一番です。
たくさんあるテキストから合うもの・合いそうなものを探すのは大変です。
でも、人気だからといってそれを選んでやってみても、勉強が続かなかった・途中でやめてしまったんですよね。
だから、じっくり勉強したいと思ったらテキスト選びも長く付き合っていく友達・相棒のように時間をかけてあげて探して欲しいです。
実際に私は平日に休みを取って大型書店へテキストを探しに行きました。
幸い平日の午前中とあってか昨今の事情のためか、そのエリアは私以外に二人来た程度でした。それもお昼前に増えただけであとはずっと一人でじっくり探すことが出来ました。
あまりに集中して一時間以上経っていましたが、近隣書店にないテキストが三冊も買えました!
TOPIK対策でしたが、背表紙だけが見えた状態で本棚に並んでいたテキストでした。
Amazonは好みに合わせたレコメンド表示がされているとは思いますが、それは一度も見たことがないテキストでした。
新刊から探す
そして、平積みされている中でもけっこう探していると「見たことないな」というテキストに出会います。
テキストの一番後ろのページあたりに発行日が印刷されているので、新しいテキストかどうか確認できます。
新刊情報をチェック出来ればいいですが、忙しくて難しい場合は平積みの中から「初めて見るテキスト」を手に取って見てください。
私の住んでいるところのように、スペースの都合上平積みになっていなくても新刊、という場合もあります!
【事前準備】書店でチェックする前に
- どんな問題があるのか
- 自分が勉強したいことが解決されるか
- 自分の要望(音声付き・例文多めなど)を満たしているか
など、こういったことを紙でもアプリにでも書き出しましょう。
なぜ書き出すの?書店で見て好みの見つけられるんでしょ?
いいえ。自分がなぜ買ったテキストが好きではないのか、なぜやりたくないか、他に何が必要だったのかなどをぼんやりさせたままだと、良いテキストに出会うのが遠くなってしまいます。
【例】テキストへの不満
- 音声が好みではない
- 例文が好きではない
- テキストのサイズが小さい
- 大きいテキストでも画像が少ない・好みではない
- しっかり勉強したいが(④のため)練習問題が少ない
- (④のため)説明文も少ない
ざっくりと上げると、これらの項目の理由によりテキストが合いませんでした。
要望けっこう多いですよね。
これらを逆に考えて「イラストなどの画像があり、説明がたくさん載っていて大きいテキスト」などどうしても押さえたい要望で探していきます。
なんと!新しく出会ったテキストは、要望をほぼほぼ満たしていました。
【例】好みのテキストが見つかった
- 色んな人の音声が入っている
- 例文がたくさんある
- テキストは分厚いB5サイズ
- 毎回絵がついていて飽きない・分かりやすい
- 練習問題が多い
- 説明文も多い
- 日本語が少ない
最後⑦は、じっくり韓国語の勉強がしたかったため日本語の解説ばかりでなく韓国語でも理解していきたいと思っていました。
でも、テキストの説明を見るまで韓国語で韓国語を勉強しようとまでは思っていなかったんですよね。
自分が本当に望んでいるテキストについて、自分に聞いてみる作業を忘れずにしてみてください。
ブログ記事などから探す
これは私が実際にAmazon・ブログ記事で知らなかったテキストを知りました!
それは『実用韓国語文法』シリーズなのですが、これは韓国で出版されたテキストの日本語版なんです。
地方のため近くの書店にないので知りようがなかったのですが、韓国語を勉強している諸先輩方のブログ記事などから詳しく知ることが出来ました!
出版社であるサイトも確認してから、Amazonで購入しました。
でもその前に、別のテキストにも挑戦しました。
ですが、説明や問題・音声などがどうも合わなくて、一番最初の『韓国語をひとつひとつわかりやすく。』を含めると5冊目のテキストでようやく自分に合ったテキストが見つかりました。
そうは言っても書店に行くのは難しい
なかなか外出が難しい、簡単に仕事を休めない。
そうですよね。必要な買い物だけでも心配なのに、と思いますよね。
私も前職では休む許可をもらうたびに胃がキリキリして辛かったです。
そんなときに少しでも好みのテキストに出会うには
- Amazonで検索
- 気になるテキストを探す
- そのテキストの出版社のサイトを探す
- 出版社のサイトでサンプル音声があれば聞く
- テキストの名前で検索する
- 実際に勉強している方のブログや学習ノートを参考にする
Amazonで通販出来るテキストを探す
なぜAmazonなのかは、通販できることが分かるからです。
その中から、ある程度希望に合うテキストを見つけます。
(音声付き・レベル・価格・説明文や内容など自分基準でざっくりと判断)
出版社のサイトを探す
理由は、出版社がそのテキスト専用のページを作っていることがあります。
そこではAmazonの商品ページ以上により詳しい説明・サンプル音声などが聴けることがあります。
そのため、まずは出版社のサイトから調べてみます。
良いなと思うテキストが決まってきたら
そのテキストで勉強している学習者さんを探します。
テキスト名を画像検索すると、勉強している方が感想やノートを公開していることがあります。
そこからブログ記事やSNSなどのページで、テキストの勉強経過や方法などが載っていることがあります。
中には、そのテキストを使った勉強法・独自の学習スタイルなどを書いてくださっていることもあります!
少し前に書きましたが、私はテキストの中身が知りたくてテキスト名・画像検索してみたところ、偶然にもそのテキストで勉強している方のブログに出会いました!
色々考えて、そして購入にいたりました。
嬉しいことに、内容がとても良くて初級・中級ともに同じシリーズのテキストを使っています!
なかなか外出が難しい状況ですが、こうした方法でネットからでもご自分に合ったテキストを見つけてみてください!
指定テキストでの困った問題
ちょっと変わりますが、こんなことで困ったりしていませんか?
サークル・勉強会などで同じテキストを使わないといけない場合
気分を変えてみる
そのテキストに、アイテムをプラスしてマステやシールを貼ったり新しいマーカーで色をぬる。それでもし気分が変わるようなら続けてみてもいいかもしれないです。
味気なかったテキストが好きではなかったのかも!
友達を作ってみる
勉強会に知ってる人だけでなく、ちょっとでも仲良い人がいると続けやすくなります。
昨今の状況から話しかけるのが難しいときは、ふせんに質問を書いてみる方法もいいかもです。
目的を思い出す
この勉強をしないと〇〇が出来ない!といった理由で通っているなら、目標を講座のノートの表紙に貼る。
自分の部屋のよく見えるところに貼る、などすると目的を思い出せるので続けやすくなります。
でもそれが難しければ、退会も検討したほうがいいと思います。
嫌だなと思いながらやると韓国語の勉強も嫌になってしまいますㅠㅠ
例外:マンツーマンなどの有料講座
一対一で『教えてもらうことで理解が深まる』人に向いている場合がありますので、割り切って受けるほうが良いこともあります!
私はパソコンが苦手で、でも身につけないと…と有料のスクールに通ったことがあります。
それ以外の学び方ですと、市販テキスト・ウェブサイトでの独学方法が公開されていました。
私は実際に教わって実践して身につけた方が早い!という考えだったため、スクールに通いました。
はっきり言ってスクール独自のテキストは難しかったです。
でも、そのテキストを進める過程での問題点をすぐに質問&解決出来たので私には良かったです。
結果的にしっかり身について、就職にも役立ちました!
やってみてから、無理!やりたくない!と拒絶反応が出てしまったときには
お金を払ってしまっていても時間がもったいないですし、同じく勉強が苦痛に感じて嫌いになってしまうよりずっと良いです。
可能であれば休会、難しいときはスッパリ退会。
やりたくなったらまた入会しましょう。
これは経験談から
一点誤解して欲しくないのですが、他人事だから簡単に『退会・休会・止めましょう』と言っているわけではありません。
一度離れてみると、やりたかったことに気付けることもあるからです。
私は何度も英語や韓国語の勉強を挫折して、勉強を止めては再開してを繰り返しています。
英語にいたっては三年ほど勉強をお休みしてから『英語の勉強楽しかったな…』と思うようになってきて「やっぱりやりたい!」と再開しました。
韓国語は毎回な気がしますが『やっぱり理解出来るようになりたい!』と再開しています。ちょっと多すぎて何度目かは忘れてしまいました。
そして、これは勉強ではないですが、私は好きだったことを仕事にして無理して続けて嫌いになってしまいました。
ブラックだったのも問題でしたが、無理して続けてしまい結局嫌いになって…それは今も変わりません。
残念ですが、何か大きなキッカケがないとまたやろうとは思えないくらいになってしまいました。
だから、せっかく『〇〇のために韓国語出来るようになりたい!』と思っているなら、嫌だなと思ったら自分の気持ちに合わせて休むこと、止めることを選択肢の中に入れてほしいです。
そしてまた『やっぱりやりたいな…』と思ったら再開したら良いんです。
まとめ
簡単にもう一度まとめておきます。
書店に行ける方
- 実際に書店に行く
- 平積みされていないテキストを片っ端から手に取って見る
- 新刊から探す
- ブログ記事などから探す
近隣に書店がない・外出が難しい方
- Amazonで検索
- 気になるテキストを探す
- そのテキストの出版社のサイトを探す
- 出版社のサイトでサンプル音声があれば聞く
- テキストの名前で検索する
- 実際に勉強している方のブログや学習ノートを見る
なかなか難しい状況です。テキストは逃げないので通販や状況を見ながらにしましょう。
何より韓国へも行きたいですね…!それまで韓国語を勉強して過ごしましょう!